AID Blog
大船渡訪問
東日本大震災から丁度1年、初めて大船渡市を訪問してきました。
陸前高田から大船渡への沿岸部もそうでしたが、泥や砂で覆われた広大
な平地です。しかしよく見ると突起が整然と並んでいて、そこは住居が
あった基礎が露出している跡なのです。
改めて津波の恐ろしさと、なかなか進まない復興へのいらだちが募ります。
少し暗くて判りづらいかも知れませんが、着いたその日の夕食時に震度4の地震が起きました。現地の方々はさすがになれているのか、慌てる様子も無かったのですが、その後突如サイレンが鳴りだして避難勧告が発令されました。
この写真は避難場所の未だ余裕の在る時で、この後寒空の底冷えのする所で何と1時間半。途中から手足が冷えきってきて、最後は体が震えてきました。
避難中に現地の方から1年前のことをお聞きしましたが、下の国道の渋滞の車の多くが逃げられずに家屋と一緒に流されたようです。
何とも痛ましい出来事で、寒さと恐怖、さらに不安が襲ってきたのです。
慰めの言葉も出ませんでした。 合掌
UNO
2012年4月3日火曜日