AID Blog

 

ビートル

 

今年、中国上海自動車ショーで VW のザ・ビートルが発表されました。


5〜6年前に永く生産中止になっていたビートルズ発表され、たまに町で走る姿を観ていましたが40年前に乗っていた私にすれば少し違和感を覚えたものでした。今回雑誌の写真では在りますが、さらに歴史を創るべき進化をうまく表現しているな〜と初老でありながら少しわくわく感を感じ、デザイナーの立場としても、育て方が実にうまくて感心させられました。


青春時代10年近く乗り続けた思い入れが在るのでしょうネ。よちよち歩きの長女をリアーを倒して寝かせ、早朝鳥取砂丘で目を白黒させて驚いた顔を今でも忘れませんし、大学の後輩に譲る再には子供たちが涙を流して見送った車でも在りました。


空冷水平対向、4気筒の1600cc, R/R の1303S  ボディーカラーはレモンイエロー、因にシートはグリーンで、当時としてはなかなかオシャレな選択だと思っています。


1971年1302S 、1973年全面フロントガラスが曲面になり、全体が丸くふくよかになった1303S が日本に導入されました。価格は104万円。当時プリンス自動車のスカイラインGTAが114万円、家内の反対(当然ですよね)を押し切って購入。夫婦として初めての全面戦争の勃発で、納車まで続きました。夜遅く仕事から帰ってくるとバタバタと近所迷惑な大きなエンジン音、真冬の渋滞にはまればアイドリング時のエンジン回転になり、暖房が急激に落ちて寒さとの戦いなど、快適な筈の高級外車(ドイツでは国民車ですが、1ドル360円の時代)で欠点を数え上げればきりがない。欠点だらけのカブトムシなのに、姿形だけでなく日々運転していて何故か愛らしく、ハンドリングも描くラインをオンザレールのようにこなし、事走る条件は当時の国産車とは比べ物にならないくらいの出来映えでした。


この歳になって、青春時代を過ごした<ビートルズ>から運転出来る最後の車として<ザ・ビートル>しかもイエローを選ぶのも良いのかなと、ふと雑誌の写真を観て考えてしまいました。


Uno

 

2011年6月30日木曜日

 
 

次へ >

< 前ヘ

Copyright © 2010  AID INFORMATION & DESIGN CO. LTD. All rights reserved.